位置づけ
日干は、生まれた日の天干です。
命式の中では、その人自身の中心として扱います。十大主星を出すときも、日干を基準にして、他の干がどのような働きを持つかを読みます。
日干が基準になる理由
十大主星は、星そのものが単独で存在するわけではありません。
日干である「自分」と、他の干との関係によって生まれます。
たとえば、同じ甲でも、日干が甲の人にとっては貫索星になりますが、日干が乙の人にとっては石門星になります。
つまり、星は干そのものではなく、日干との関係です。
読み方の基本
日干を基準に、相手の干を次の5分類で見ます。
例:日干が甲の場合
日干が甲の場合、甲は自分自身の基準です。
| 相手の干 | 関係 | 星 |
|---|---|---|
| 甲 | 同じ木・同じ陽 | 貫索星 |
| 乙 | 同じ木・陰陽違い | 石門星 |
| 丙 | 甲が生じる火・同じ陽 | 鳳閣星 |
| 丁 | 甲が生じる火・陰陽違い | 調舒星 |
| 戊 | 甲が剋す土・同じ陽 | 禄存星 |
| 己 | 甲が剋す土・陰陽違い | 司禄星 |
| 庚 | 甲を剋す金・同じ陽 | 車騎星 |
| 辛 | 甲を剋す金・陰陽違い | 牽牛星 |
| 壬 | 甲を生じる水・同じ陽 | 龍高星 |
| 癸 | 甲を生じる水・陰陽違い | 玉堂星 |
診断での注意
日干を読むときは、日干だけで人を決めつけません。
日干は中心ですが、命式全体、星の配置、十二大従星、天中殺、大運などと合わせて読みます。
ただし、十大主星の理解では日干が最初の基準になります。
九条流での扱い
九条流では、日干を「その人が世界と向き合うときの中心の質」として扱います。
日干は、本人が無意識に戻っていく場所です。
外側の役割や環境が変わっても、その人がどう感じ、どう反応し、どのように自分を保つかの起点になります。
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